愛される?「たどたどしさ」とフランス人とオノマトペ
ふと、テレビから流れる
愛らしくも、たどたどしい「カチンコチン」に耳を奪われ…
「オランジーナ フレンチスパークリング」のCM
「バースディパーティ」篇が全国オンエア中ですが
舞台をフランスに移し、パーティで大人の女性のドレス姿を
披露しているオランジーナ先生と
それを見て“カチンコチン”な先生役の男性陣。
彼女が振り返って言う「かちんこちん」が
たどたどしくて可愛いのですが
なんと!「好きな人に“女らしい”と思われたい」
「初対面の人が相手でも、かわいらしく会話を盛り上げたい」
そんな女性が使うと効果テキメンなのが
「オノマトペ」なんだとか!
以前、知り合いのフランス人の少女が好きな日本語は
「ぐちゃぐちゃ」だと言っていたことや
息子の同級生が両親共にフランス人にもかかわらず
同級生の弟である次男を「賢治」と
名付けていたことも思い出しました。
そのお父様曰く、「宮沢賢治」が好きだから
擬態語=「オノマトペ」
ものの音や声などをまねた擬声語(ざあざあ、じょきじょき等)、
あるいは状態などをまねた擬態語(てきぱき、きらきら等)を指す言葉
その「オノマトペ」こそ、フランス語。
そんな擬態語をふんだんに使った作家が宮沢賢治。
「宮沢賢治のオノマトペ集」という本もあるくらい。
フランスにも、もちろんオノマトペは
くすぐる「こちょこちょ」の「guili-guili(ギィリギィリ)」とか
水滴の「ポタポタ」の「PLIC PLOC(プリック プロック)」とかが
あるのですが、日本語の擬態語の数が、より多いのではと思うのです。
そんな「日本語のもつ魅力」に惚れる外国人も多いようですね。
さて、「好きな人に“女らしい”と思われたい」
「初対面の人が相手でも、かわいらしく会話を盛り上げたい」
…へ話を戻しましょう。
人の五感に訴えかける力を持つ「オノマトペ」を利用すると
“美しくかわいらしいおしゃべり術”が身につくらしいとか。
それを提唱し音の質感を研究されているのが
専門研究の第一人者・坂本真樹氏。
電気通信大学准教授である彼女の著書
『愛される人がさらりと使っている! 女度を上げるオノマトペの法則
「ドキドキ」「ふわふわ」「じぇじぇじぇ」
オノマトペを使って言い換えるだけで私が一番恋愛美人!』
長っ(笑)!
「会話編」と「メール編」に分け、学術的な裏付けを踏まえつつ
誰にでも使える「オノマトペの法則」を学べそうですね。
可愛らしい=幼児性の可愛らしさなのかもしれません。
確かに一時期、韓国や台湾の女性タレントの話す日本語の
「たどたどしさが可愛い!」と萌えた男性が多かった!
…ってことは、オランジーナCMの「かちんこちん」は
ある意味最強なのかもしれない!
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